貸金業務取扱主任者試験まで1か月の勉強スケジュール|週ごとの計画と2週間版
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令和8年度の貸金業務取扱主任者資格試験は、2026年11月15日(日)です。10月中旬から始めると、残りはおよそ30日です。この記事では、その30日を4つの週に分けた学習計画を、働きながら勉強する方を想定して紹介します。後半では、残り2週間しかない場合の進め方もまとめました。ご自身の状況に合わせて調整してお使いください。
この記事の要点
- 2026年11月15日の試験まで残り約30日なら、1週目は法令、2週目は民法・実務、3週目は保護・会計と弱点、最後の週は模擬試験と総仕上げ、の4区切りで進めます。
- 働きながらなら、平日は60〜90分を細切れに、休日は3〜4時間でまとめて進めるのが一つの目安です(時間は例です)。
- 残り2週間なら、法令を5日で1周し、民法は貸付けと回収に直結する分野に絞り、模擬試験を必ず1回解きます。
計画を立てる前に、考え方を3つ
- 時間は、出題数に比例させる。 試験は50問で、法令が22〜28問、実務・民法が14〜18問、保護が4〜6問、会計が2〜4問です。勉強時間も、おおむねこの比率で配分します。考え方の詳細は勉強方法の全体像にまとめています。
- 1周目で完璧を目指さない。 30日で全範囲を「1周+弱点の2周目」まで回すことを優先します。1項目を完璧にしてから次へ進むより、全体を早く一回りするほうが得点は伸びやすくなります。
- 最後の週は、新しいことを増やさない。 模擬試験と、間違えた問題の回収に充てます。そのためにも、3週目までに全範囲を一度通しておくことが大切です。
以下の時間はあくまで例です。仕事や家庭の事情、これまでの学習経験によって、必要な時間は人それぞれです。進み具合を見ながら、増やしたり減らしたりしてください。
残り30日の週ごとの計画
10月16日(金)から11月14日(土)までの30日を、4つの区切りに分けます。最後の区切りだけ9日間あり、模擬試験と総仕上げに充てます。項目の数は、貸金なびの41項目(法令19・実務14・保護5・会計3)で数えています。
| 期間 | テーマ | やること |
|---|---|---|
| 1週目(10/16〜10/22) | 法令の中心 | 法令の19項目を1周する(1日に約3項目・30問)。登録・主任者・返済能力の調査・総量規制・書面・取立て・金利を中心に。数字と要件は、その場で一覧に書き出す |
| 2週目(10/23〜10/29) | 民法・実務 | 実務・民法の14項目を1周する(1日に約2項目)。保証・時効・弁済と相殺・債権譲渡・相続など、貸付けと回収に直結する分野から。平日の朝は、法令の数字の一覧を見返す |
| 3週目(10/30〜11/5) | 保護・会計と弱点 | 前半で保護の5項目と会計の3項目を1周する。後半は、1・2週目に正答率が低かった項目の2周目。特に法令の弱い項目を優先する |
| 最後の週(11/6〜11/14) | 模擬試験と総仕上げ | 週末に模擬試験(50問・2時間)を1回。間違えた問題の項目に戻って解き直す。残りの日は、間違えた問題の回収と数字の一覧の見直しだけにする |
日付は、試験日の前日(11月14日)までを30日として区切った例です。始める日がずれた場合は、各週の日数を少しずつ縮めて調整してください。
1週目:法令の中心を1周する
最初の1週間は、出題数がいちばん多い法令に集中します。19項目を7日で回すので、1日あたり約3項目、30問ほどになります。最初は正答率が低くても構いません。解説を読んで、規定の流れをつかむこと を優先してください。
特に、返済能力の調査と総量規制(個人顧客への貸付けで、貸金業者からの借入残高の合計が年収等の3分の1を超えることになる契約を、原則として禁止する仕組み。貸金業法13条の2第1項・第2項)は、除外・例外となる契約まで含めて論点が多い分野です。休日に時間を取って、総量規制の記事とあわせて進めると効率的です。
2週目:民法・実務を広く浅く
2週目は実務・民法です。14項目を7日で回すので、1日2項目が目安です。民法は範囲が広いため、深追いせずに 原則と例外の型 を押さえることに徹します。1項目で10問中5問取れれば、いったん次へ進んで構いません。
この週は、新しい科目に入ることで法令を忘れがちです。平日の朝や通勤時間に、1週目に作った数字の一覧を5分見返すだけでも、記憶の抜け落ちを防げます。
3週目:保護・会計を通し、弱点の2周目へ
3週目の前半(3〜4日)で、保護の5項目と会計の3項目を1周します。出題数は合わせて10問以内ですが、範囲がまとまっているので、短時間でも得点に結びつきやすい分野です。
後半は、学習状況で正答率の低い項目を確認し、2周目に入ります。全項目を均等に回す必要はありません。正答率の低い法令の項目を最優先 にし、次に民法の頻出分野、という順で時間を寄せます。
最後の週:模擬試験と総仕上げ
最後の9日間は、まとまった時間の取れる週末に、本番と同じ50問・2時間 で模擬試験を解きます。目標は50問中35問前後です(合格基準点は試験ごとに決まり、令和7年度は50問中31問でした。35問は余裕を見た貸金なびの目安で、公式の基準ではありません)。
模擬試験のあとは、点数よりも どの項目で落としたか を見てください。間違えた問題の項目に戻って10問を解き直し、残りの日は、間違えた問題の回収と数字の一覧の見直しに充てます。個数問題・組合せ問題で失点が目立つ場合は、個数問題・組合せ問題の解き方も確認しておきましょう。
働きながら進める、平日と休日の過ごし方
仕事をしながら30日で仕上げるには、平日に「毎日少しずつ」、休日に「まとめて」という組み合わせが現実的です。次は一つの例です。
| 時間帯 | 平日(合計60〜90分の例) | 休日(合計3〜4時間の例) |
|---|---|---|
| 朝 | 数字・要件の一覧を5〜10分見返す | 新しい項目を2〜3項目進める(10問ずつ+解説) |
| 通勤・昼休み | スマートフォンで1項目10問を解く | — |
| 夜 | 朝・昼に解いた問題の解説を読み、間違えた問題をメモする。余裕があればもう1項目 | その週に間違えた問題の解き直し。数字の一覧を整理し直す |
| 週の終わり | — | 学習状況を見て、翌週に時間を寄せる項目を決める |
最後の週の休日は、2時間の模擬試験と、その見直しに充てます。
直前3日と、試験当日の過ごし方
直前3日(11月12日〜14日)
- 新しいことは始めない。 新しい教材や、まだ手を付けていない細かい論点に手を出すより、これまで間違えた問題の解き直しのほうが得点につながります。
- 数字の一覧を繰り返し見る。 総量規制の3分の1、利息制限法の3段階の上限(元本10万円未満は年2割、10万円以上100万円未満は年1割8分、100万円以上は年1割5分。利息制限法1条)、出資法の年20%(出資法5条2項)など、自分の一覧を声に出して確認します。
- 間違えた問題を、もう一度だけ解く。 2回続けて正解できた問題は外し、最後まで残った問題に時間を使います。
- 前日は早めに休む。 2時間の試験を集中して解き切るには、睡眠が欠かせません。
- 受験票の案内を、前日までに読む。 会場の場所と行き方、持ち物や注意事項は、日本貸金業協会から届く受験票の案内に従ってください。令和8年度の実施要領では、本人確認の書類として、運転免許証やマイナンバーカードなど写真付きの公的な証明書が挙げられています。
試験当日(11月15日)
- 会場には余裕を持って着く。 令和8年度の実施要領では、集合は12時15分、試験の説明は12時40分から、試験は13時から15時までの2時間です。試験中の途中退出はできません。持ち物などは、受験票の案内のとおりに準備してください。
- 時間配分の目安を決めておく。 50問を120分で解くので、単純に割ると1問あたり2.4分です。貸金なびでは、最後に見直しの時間を15〜20分残すため、1問およそ2分で進むことを目安にしています。1問に時間をかけすぎないようにします。
- 迷った問題は後回しにして、先へ進む。 最後まで解き終えてから戻るほうが、取れる問題を確実に拾えます。
- 個数問題は、記述ごとに○×を決めてから数える。 記述a〜dのそれぞれについて判断をはっきりさせてから、個数を数えます。
- マークシートの解答欄のずれに注意する。 解答はマークシートです。飛ばした問題があるときは、マークする欄がずれていないか、区切りのよいところで確かめます。
残り2週間しかない場合
試験まで2週間ほどしかない場合も、あきらめる必要はありません。ただし、全範囲を2周する時間はないので、法令を厚く、民法は頻出分野に絞り、模擬試験は必ず1回解く という方針で進めます。1日1.5〜2時間を目安に、毎日続けてください。
| 日数 | やること |
|---|---|
| 1〜5日目 | 法令の19項目を1周する(1日に約4項目)。数字と要件は、その場で一覧に書き出す |
| 6〜8日目 | 実務・民法のうち、保証・時効・弁済と相殺・債権譲渡・担保・相続など、貸付けと回収に直結する項目を優先して解く。時間があれば残りの項目も10問ずつ |
| 9〜10日目 | 保護の5項目と会計の3項目を1周する |
| 11日目 | 模擬試験(50問・2時間)を解き、間違えた問題を項目ごとに分ける |
| 12〜13日目 | 模擬試験と1周目で間違えた問題の回収。正答率の低い法令の項目を優先する |
| 14日目(前日) | 数字の一覧と、間違えた問題を見直すだけにする。早めに休む |
民法で手を付けられなかった項目が残っても、慌てる必要はありません。焦って全範囲を広げるより、出題数の多い法令の正確さを上げることを優先してください(貸金なびの考え方です)。
貸金なびで計画を進めるには
貸金なびは、出題範囲を41項目に分け、1項目10問ずつ解ける形にしています。この記事の計画は、そのまま「1日に何項目進めるか」に置き換えられるように組んであります。解いた結果は学習状況に項目ごとに記録されるので、3週目以降に「どこに時間を寄せるか」を決めるときに使ってください。
1週目は、法令の中心から。まずは「返済能力の調査・年収証明書」の10問を解いてみましょう。各項目10問までと、学習の記録・復習は無料で使えます。
全問題と、本試験と同じ50問・2時間の模擬試験は「直前パス」(1,980円・試験日まで)で使えます。最後の週に模擬試験を解く予定の方は、それまでに検討してください。
試験の日程や受験の手続き、当日の持ち物などの最新情報は、必ず日本貸金業協会の受験案内と受験票で確認してください。
この記事の項目で、問題を解く
よくある質問
- Q.貸金業務取扱主任者試験は、1か月の勉強で間に合いますか。
- 必要な時間は人によって違いますが、出題数の多い法令から始め、全範囲を一度通したうえで弱点を2周目で補う計画なら、1か月でも合格を目指せます。最後の週は模擬試験と間違えた問題の回収に充てます。
- Q.働きながらだと、1日どれくらい勉強すればよいですか。
- 一つの目安は、平日60〜90分、休日3〜4時間です。平日は朝に数字の一覧、通勤中に10問、夜に解説の確認と、細切れの時間を組み合わせると続けやすくなります。
- Q.試験の直前3日間は、何をすればよいですか。
- 新しいことは始めず、間違えた問題の解き直しと、数字・要件の一覧の見直しに絞ります。会場や持ち物は、日本貸金業協会から届く受験票の案内に従って前日までに確認し、早めに休みます。
まずは、今日の10問から。
貸金なびは、貸金業務取扱主任者資格試験の全41項目を、10問ずつ学べる学習アプリです。登録なしで、そのまま試せます。
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参考にした公的な情報
この記事は、法令や公開されている情報をもとに、貸金なびが独自にまとめたものです。試験の最新情報(試験日、時間割、合格基準、法令の基準日など)は、実施団体である日本貸金業協会の受験案内で、必ずご確認ください。運営者・編集方針は貸金なびについてをご覧ください。